2019年5月5日日曜日

第31回 通算 第1007回例会 2019年3月19日

本日の卓話

 「世界遺産の不思議と魅力」

      世界遺産マイスター・世界遺産アカデミー認定講師
         初代海外・地理名誉博士  片岡 英夫 氏



 まず自己紹介を頂きました。

「1997年より『旅行地理検定試験』を受検。2002年の海外地理部門の1級試験で日本一位を獲得し、海外地理博士の称号を得ました。以後5期連続日本一になったことで、地理検定協会より、2005年、初代・海外地理名誉博士の認定を受けました。その後も現役の日本一に挑戦し続け、現在も日本一を維持しています。」

 そんな片岡博士に世界遺産について様々な説明を頂きました。

「世界遺産とは?」「世界遺産の種類とは?」「金閣寺の元の建物は消失して、再建された金閣寺は国宝では無いが何故世界遺産に登録されたのか?」「世界遺産が世界一多い国はどこでいくつくらい持っている?」と色々な問題についてクイズ形式で質問されますが、難しくて微妙に当たりません。

 あっと言う間の45分が過ぎ「最後に今日はこれだけをしっかり覚えてください」という事で説明いただいたのが世界遺産に絶対になくてはならない「顕著で普遍的な価値 Outstanding Universal Value(通称 
OUV)」という言葉。日本で天守閣のある国宝級のお城を例にとり、国内に幾つもあるお城の中で、「誰もが認めるという価値」から姫路城が世界遺産になっています。そういう「傑出した文化的自然的な価値」が世界遺産の登録条件になると言う事でした。


 先生の話で「世界遺産」として未来永劫伝え遺して行く事を世界平和につなげたいというユネスコの考えも大変良くわかりました。そして、話を聞いているうちに、色々な世界遺産に足を運びたくなるという楽しい卓話でした。

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